エチオピア産コーヒー生豆 参考価格当社ご提示の参考価格となります。詳細についてはお問い合わせください。サンプルのご依頼も承っております。産地グレード精製方法参考価格ジマG4Natural1051 円/KGジマG2Washed1061 円/KGジマG1Washed1370 円/KGシダモG4Natural1216 円/KGシダモG2Washed1425 円/KGシダモG1Washed1597 円/KGイルガチェフェG2Washed1425 円/KGイルガチェフェG1Washed1597 円/KGマーケットレポートエチオピア関連を中心にコーヒー業界ニュースをアップデート:◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━新種ステノフィラ種、アラビカに近い品質特性を持つことが科学的に判明英国王立キュー植物園の研究チームが、西アフリカ原産のコーヒー種「ステノフィラ」の化学的特性を分析し、その結果をNature科学誌に発表した。2021年の官能評価でアラビカに匹敵する品質を示したステノフィラ種について、その化学的根拠が初めて明らかになった。研究チームは液体クロマトグラフィー質量分析法を用い、26のコーヒーサンプル(アラビカ種、ロブスタ種、ステノフィラ種)の主要な化学成分を分析。その結果、カフェイン、トリゴネリン、スクロース、クエン酸などの風味に関連する重要な化合物において、ステノフィラ種はアラビカ種と同等のレベルを示すことが判明した。さらに注目すべき発見として、ステノフィラ種からコーヒー種として初めてテアクリンというアルカロイドが検出された。この化合物は一部の茶葉に含まれる成分で、風味への影響が示唆されている。高温耐性を持つステノフィラ種は、気候変動下でのアラビカ種の代替として期待されており、本研究結果は高品質かつ気候変動に強い新たなコーヒー種の開発に向けた重要な一歩となる。研究チームは今後、商業栽培に向けたさらなる研究の必要性を指摘している。[出典] https://dailycoffeenews.com/2025/03/25/study-explores-the-arabica-like-cup-qualities-of-the-stenophylla-coffee-species/◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━エチオピア、コーヒー産業強化に向け大規模イニシアチブを開始エチオピアは同国の経済と国家アイデンティティにとって重要なコーヒー産業の強化に向けた新たなイニシアチブを発表した。アディスアベバのスカイライトホテルで開始された本プロジェクトは「コーヒーバリューチェーンにおけるエチオピアのアグリビジネス開発支援および投資リスク軽減、コーヒー・紅茶庁への制度的支援」と題され、イタリア政府が資金を提供する。本イニシアチブは、資金調達の制限、市場連携の弱さ、付加価値創出の必要性など、コーヒー産業が直面する課題に取り組むことを目的としている。また、欧州連合の森林伐採規制(EUDR)など新たな国際規制への対応も視野に入れ、エチオピアのコーヒー輸出の持続可能性を確保する。プロジェクトの中核は包括的なコーヒー産業改革ロードマップの策定であり、生産、加工、マーケティングシステムの近代化を通じて国際競争力の強化を目指す。また、政策立案や投資、イノベーションにおける民間セクターの参画拡大も目標としている。これらの目標を支援するため、エチオピア商業銀行(CBE)が管理する新たな信用供与ファシリティを導入し、コーヒー関連企業に対して手頃な資金調達手段を提供する。コーヒー・紅茶庁(ECTA)が技術支援と政策指導を提供しながら、プロジェクトの実施を監督する。[出典] https://www.2merkato.com/news/trading/8349-ethiopia-launches-major-initiative-to-strengthen-coffee-sector◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━JICA幹部、エチオピアの経済開発ビジョンを評価エチオピア外務省のメスガヌ・アルガ国務大臣は、国際協力機構(JICA)の安藤直樹上級副理事長と会談を行った。メスガヌ大臣は、JICAが能力開発、技術移転、カイゼン哲学の分野でエチオピアの発展に重要なパートナーであると述べ、保健、農業、製造業部門への支援を評価。また、マクロ経済改革によって創出された貿易投資機会の活用を日本企業に呼びかけた。これに対し安藤副理事長は、エチオピアのマクロ経済改革を通じた明確な経済開発ビジョンに感銘を受けたと述べ、今後も複数の分野でエチオピア政府との緊密な協力を継続する意向を示した。[出典] https://www.fanabc.com/english/jica-senior-official-acclaims-ethiopias-clear-vision-of-economic-devt/◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━エチオピア、WTO加盟に向け第5回作業部会を完了2025年3月19日、エチオピアのWTO(世界貿易機関)加盟に向けた第5回作業部会がアディスアベバで開催され、同国のグローバル貿易システムへの統合に向けた重要な進展があった。作業部会メンバーは、エチオピアの経済政策、投資法、対外貿易制度を精査し、国際基準に適合するためのビジネスフレームワークの近代化に向けた同国の準備状況を評価した。会合にはエチオピア投資委員会(EIC)のゼレケ・テメスゲン委員長、貿易・地域統合省のカサフン・ゴフェ大臣、財務省のエヨブ・テカリン次官らが出席。エチオピア側は、透明性の向上、規制枠組みの改善、国際ビジネス環境の整備に向けた戦略的イニシアチブについて説明を行った。WTO加盟は、エチオピアのコーヒー輸出にとって重要な意味を持つ。加盟が実現すれば、関税障壁の低減や貿易手続きの簡素化により、世界最大のアラビカ種生産国としての地位を活かした輸出拡大が期待できる。また、コーヒーセクターへの外国投資も促進され、生産・加工インフラの近代化が進む可能性がある。エチオピアは持続可能な開発と経済の多角化を重視しており、アフリカ大陸における有力な投資先としての地位を確立しつつある。[出典] https://www.fanabc.com/english/ethiopia-concludes-5th-working-party-meeting-on-wto-accession/◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━エチオピア首相が対エリトリア関係と紅海アクセス問題で声明エチオピアのアビー首相は14日の議会演説で、紅海アクセス権を巡ってエリトリアに対する武力行使を否定する一方、海洋アクセスの必要性を重ねて主張した。これは両国間の緊張が高まる中で示された重要な政策表明である。エチオピアは世界有数のコーヒー生産国でありながら内陸国であり、輸出における海洋アクセスの確保は同国のコーヒー産業にとって死活的な課題となっている。特にエリトリアのアッサブ港へのアクセスは、コーヒーの主要輸出ルートとして重要視されている。両国は2018年に和平合意を結んだものの、エチオピアの海洋アクセス要求を巡って関係が再び悪化。エリトリアは最近、国際社会に対しエチオピアの領土保全尊重を求める声明を発表していた。さらにティグライ地域での政治的対立も、両国関係に新たな不安定要因をもたらしている。現地情勢の不安定化は、エチオピアのコーヒー輸出インフラに影響を与える可能性があり、国際コーヒー市場関係者の注目が集まっている。[出典] https://www.newvision.co.ug/articledetails/NV_207287◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━アフリカ生豆品評会でエチオピアが最多受賞、AFCAバリスタ大会も開催タンザニアのダルエスサラームで開催された第21回アフリカ良質コーヒー会議・展示会において、2024/25年度地域別収穫品評会(Taste of Harvest)の結果が発表された。8カ国から96点のアラビカ種とロブスタ種のサンプルが出品され、ルワンダのヒルズコーヒーラボのムカイセンガ・グレース氏を審査委員長とする6名の審査員によって評価が行われた。ウォッシュド・アラビカ部門ではエチオピアのナルドス・コーヒー・エクスポートが1位を獲得。ナチュラル・アラビカ部門でもエチオピアのルロ・コーヒーが首位に立った。ハニープロセス部門ではウガンダのマウンテン・ハーベストSMCが優勝、ロブスタ部門ではタンザニアのウブムウェが栄冠を手にした。同時開催されたアフリカ・バリスタ選手権では12カ国から22名が参加し、南アフリカのスティーボ・キューン氏が優勝。上位入賞者は世界バリスタ選手権(WBC)への出場権を獲得した。AFCAのギルバート・ガタリ事務局長は、これらの大会がアフリカのコーヒー産業における品質向上とイノベーションを促進し、参加者に新たな市場アクセスとビジネス機会を提供すると述べている。また大会に先立ち、国際貿易センター、ラ・マルゾッコ、アトム・コーヒー・ハブなどのパートナー企業との協力のもと、2日間のバリスタ・ブートキャンプが開催され、20名以上のバリスタがWBC出場に向けた技術向上とセンサリー分析のトレーニングを受けた。[出典] https://dailycoffeenews.com/2025/03/20/here-are-the-winners-from-the-african-fine-coffees-association-competitions/◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━エチオピア、コーヒー輸出8カ月で12億ドル達成、産業生産能力61%にエチオピアのアビー首相は人民代表議会で、2024/25年度の最初の8カ月間で同国のコーヒー輸出が12億米ドル(約1,800億円)に達したことを明らかにした。これは同国の主要な外貨獲得源であるコーヒーセクターの堅調な成長を示している。また、首相は全産業における生産能力が61%に達し、今年度に入って55の新工場が操業を開始したと報告。産業セクターが直面する課題に対処するため、首相府直轄の運営委員会を設置し、外貨調達や電力供給などの重要課題に取り組んでいる。その結果、産業向け電力供給は前年比50%増加した。特に農業分野では、灌漑などの施策によって小麦生産が拡大し、エチオピアはアフリカ最大の小麦生産国となった。コーヒー産業を含む農業部門の成長は、エチオピアの産業多角化と輸出拡大戦略の成功を示すものとして注目される。政府は引き続き、産業インフラの整備と生産能力の向上に注力する方針を示している。[出典] https://www.fanabc.com/english/premier-says-ethiopias-industrial-production-capacity-reaches-61/◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━インド:コーヒー輸出が40%増、副産物活用で化学産業にも波及効果インドのコーヒー輸出が大幅な成長を見せており、2024年4月から2025年2月までの輸出額は前年同期比40%増の15.4億ドル(約2,310億円)に達したことが商務省の発表で明らかになった。世界第7位の生産国であり第5位の輸出国であるインドは、ロシアやUAEを主要輸出先としている。西ガーツ山脈と東ガーツ山脈の特有の農業気候条件を活かした高品質なコーヒーは、環境に配慮した栽培方法と相まって国際市場での評価を高めている。国内消費も2012年の8.4万トンから2023年には9.1万トンへと増加しており、特に若年層を中心にカフェチェーンの普及などによって需要が拡大している。この成長に伴い、コーヒー生産時に発生する副産物の活用が化学産業において新たな機会を創出している。コーヒーかすや外皮は、バイオ燃料、生分解性ポリマー、化粧品原料などの製造に活用され、持続可能な循環型経済の実現に貢献している。化学産業は医薬品用化合物の抽出や新規バイオ素材の開発など、副産物の高付加価値化に向けた取り組みを積極的に展開しており、農業部門と化学産業の相乗効果による新たな市場トレンドの形成が期待されている。[出典] https://www.chemanalyst.com/NewsAndDeals/NewsDetails/indias-coffee-export-boom-opportunity-for-chemical-by-product-utilization-35340◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━メルボルン国際コーヒー展示会、過去最高の3.1万人を動員2025年メルボルン国際コーヒー展示会(MICE2025)が3月20日から22日にかけて開催され、来場者数が3万1708人を記録し、過去最高を更新した。同展示会には20カ国から130の出展者が参加し、コスタリカ、ネパール、インドネシア、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ブラジル、中国、日本、イタリア、スペインなど、世界各国のコーヒー関連企業が集結した。ラテアートのワークショップやロースターによる特製ドリンクの提供、新型機器の展示など多彩なプログラムが実施された。ラ・マルゾッコ、リベリーナ・フレッシュ、MILKLABが支援するロースターズ・プレイグラウンドには40のロースターが参加し、ベテランブランドから新進気鋭のロースターまで、最高品質のコーヒーを披露した。主催者は既に2026年3月26日から28日に次回の開催を発表しており、展示スペースの40%が既に予約済みとなっている。[出典] https://www.gcrmag.com/mice2025-breaks-attendance-record/◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━フィリピンのロースト珈琲市場、2032年に7015億円規模へ拡大見込みフィリピンのロースト珈琲市場は2023年の2億4895万ドル(約370億円)から、2024年には2億8101万ドル(約420億円)に成長する見通しである。2024年から2032年にかけて年平均成長率12.12%で拡大し、2032年には7億152万ドル(約1050億円)規模に達すると予測されている。成長を牽引するのは、中間層の拡大や専門店の増加による消費者嗜好の多様化、コーヒー消費量の増加、カフェ文化の浸透などである。特にミレニアル世代とZ世代が市場を牽引し、スペシャルティコーヒーや持続可能な調達への関心が高まっている。流通チャネルは食品小売、フードサービス、B2B供給業者に大別され、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが主要な販売拠点となっている。一方でオンライン販売も急成長している。ただし原材料価格の変動や気候変動、サプライチェーンの混乱などが市場の課題となっている。主要プレーヤーにはSilca Coffee Roasting、Bo's Coffee、スターバックス、ネスレなどが名を連ねている。[出典] https://www.einpresswire.com/article/796506170/philippines-roasted-coffee-market-to-hit-701-52b-by-2032-growing-at-12-12-cagr-driven-by-rtd-coffee-demand◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━気候変動でコーヒー価格高騰、東アフリカ諸国の輸出動向に明暗ブラジルとベトナムの異常気象により世界的なコーヒー価格の高騰が続いている中、東アフリカ生産国の輸出状況に明暗が分かれている。ウガンダのコーヒー輸出は2024年に前年比60.3%増の15億ドルを記録し、エチオピアも2024年上半期の輸出収入が前年比26.3%増の8億5400万ドルに達した。タンザニアとケニアもそれぞれ28.5%増の2億9300万ドル、14.7%増の2億8700万ドルと好調だった一方、ルワンダは2023年6月から2024年7月にかけて輸出収入が32.1%減少した。オックスフォード・エコノミクス・アフリカのクライン氏によると、東アフリカ地域では気温上昇や乾燥気候が懸念されており、特にルワンダとケニアの収穫への影響が予想される。エチオピアは主要収穫期が10月から12月であるため、現時点での輸出リスクは限定的とされる。国連食糧農業機関(FAO)は気候関連の混乱が続けば2025年のコーヒー価格がさらに上昇する可能性を警告している。一方で、ロイターは年末までの価格下落を予測している。価格下落と収穫減が重なれば東アフリカ諸国の収益は大きく損なわれる。また、年末までにEUの森林伐採規制が厳格化されることも輸出リスクとなっている。これに対し、BRICS加盟国となったエチオピアとウガンダ、また中国と貿易協定を結んだルワンダなど、東方市場へのアクセス強化で経済的損失を回避する動きも見られる。なお、アフリカは世界のコーヒー輸出の約11%を占め、その80%をエチオピア、ウガンダ、タンザニア、ケニア、ルワンダが担っている。[出典] https://www.citizen.co.za/business/will-coffee-prices-increase-even-more-in-2025/◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━米カフェチェーン「コーナーベーカリー」が全米展開を加速米国のカフェチェーン「コーナーベーカリー」が、破産申請から2年を経て事業拡大に着手している。新オーナーのSSCP社(本社:ダラス)は、既存7店舗の改装に620万ドル(約9.3億円)を投じ、新規出店も進めている。シカゴで1991年に創業した同チェーンは、2023年に前所有者のパンディヤ・レストラングループが破産法第11章を申請した後、SSCP社が1,500万ドル(約22.5億円)で買収。買収時の店舗数は138店と、2021年末の約170店から減少していた。改装プロジェクトではカリフォルニア州とペンシルベニア州の店舗で、座席、床、内装、飲料カウンター、テラス家具、セルフオーダーキオスクなどを刷新。また、ワシントンDCのキャピトルヒル、シカゴのアクセンチュアタワーやユニオンステーションなど、注目度の高い立地への新規出店も実施している。フランチャイズ展開も強化しており、テキサス州エルパソでは、既に6店舗を運営するベーカリーベンチャーズ社が新規出店を予定している。[出典] https://dailycoffeenews.com/2025/03/24/new-owners-of-corner-bakery-cafe-chain-outline-nationwide-expansion/◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ネスプレッソ、唯一のオーガニックポッドはペルー産コーヒーを使用ネスプレッソのコーヒーポッド製品のうち、オーガニック認証を取得しているのはペルー産のみであることが明らかになった。Peru Organicと名付けられたこの製品は、2015年にPeru Secretoとして限定発売された後、正式にラインナップ入りした。ペルーは、メキシコ、エチオピアと並ぶ主要なオーガニックコーヒー生産国であり、特にオーガニックアラビカ種の輸出では世界最大規模を誇る。世界のコーヒー生産量に占めるオーガニックコーヒーの割合は2%に過ぎない。同製品は、2003年にレインフォレスト・アライアンスと共同で確立したAAA持続可能性品質プログラムの一環として位置づけられている。アンデス山脈で栽培される生豆は、合成肥料や農薬を使用せず、土壌の劣化や環境汚染を防ぐ自然な栽培方法で生産される。品質面では、フルーティーで複雑な風味を持ち、中程度の強さと繊細な酸味、穀物とフルーツのノートがバランスよく調和している。コーヒーポッドマシンは家庭でのコーヒー抽出方法の中で最も二酸化炭素排出量が多いとする2021年の研究結果も出ているが、この製品は環境負荷低減の取り組みの一環として注目されている。[出典] https://www.tastingtable.com/1815651/nespresso-organic-coffee-pods/